宗教法人 悟心会

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雨月席

 

雨月席

 江戸後期の国学者・歌人・小説家であり、怪奇小説 「雨月物語」 で有名な

 上田 秋成 公 ゆかりの茶室で、 元々は南禅寺の西に建っておりましたが、

 後に 野仏庵 に移される事になりました。

 五帖半の明るい茶席で、天井・柱などに様々な工夫とこだわりが見られます。

 江戸中ごろ、抹茶だけに飽き足らない文人達が集まり 煎茶道 を完成させました。

 この 雨月席 も煎茶を楽しむための茶室であり、当時の名だたる高僧たちが

 秋成 公 と共に集まり、茶会に使用いたしました。

 床に 秋成 公 筆の 『 猫 恋 妻 』 の歌幅を掛け、

 秋成 公 と親しい友人であった 松村 呉春 の筆した襖絵を観る事が出来る。

 

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